●アルミ工場見学
アルミはリサイクルするのにエネルギーをあまり使いませんので
非常に環境にやさしい金属です。
また、アルミの元になるアルミナは地球上でもっとも多い成分でどこにでもあります。
土にはまず含まれています。
今、よく言われるレアメタルのように一定の国しか産出しないことはありません。
電気分解だけなので電気代が安い国で作られています。
主にカナダ・オーストラリア・ロシア・アラブ首長国連邦等になります。
電気分解され作られたアルミは日本に入ってきます。
合金にされた状態で輸入される事が多いですが純アルミで輸入されてこちらで
合金にする場合もあります。
電信柱のような円柱型のビレットを高熱 で熱して強い力で押し出しの型材に 押し付けます。 するとトコロテンのように型材の反対側 から製品の材料が押し出されてきます。 |
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材料が押し出されてきたところです。 まだ、アルミ生地のままで色はついて ませんし非常に柔らかいです。 この後、何度か焼きいれを行い強度を 出していきます。 当社の製品はすべてT5処理、つまり 5回の焼入れを繰り返し強度と弾力を 出しています |
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アルミの表面処理(アルマイト)をする為 に材料をつるしてあります。 この状態で何層ものアルマイト層を通り 表面に皮膜を作り腐食しにくい状態に なります。 |
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アルマイト層は 汚れを落とす酸の層 水洗い層 色をつける電解層 水洗い層 最後にクリア樹脂層 以上のような行程を経ます。 電解層の濃度や時間によりブロンズ色 の濃さが決まります。 ブロンズの色は銅等の鉱物をアルミの 表面に小さく開いている孔に入れるこ とにより発色します。 |
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アルミ電気溶解炉です。 押し出し不良等は再度溶解されて ビレットにもどり、再度製品へと生まれ 変わります。 他の金属と比べ圧倒的に低い温度で 溶けるので非常に環境によいです。 |
できあがった製品はアルマイト処理の厚さ等を機械で測り確認します。
また、図面どおりに出来ているかも確認します。(誤差は±0.3ミリ以内です)
誤差から外れた材料は溶解されて再度製品となります。
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